中医・我が愛しの上海へ

中国の農村に伝わる中医学「土方」の重要性

後ろに見える高い山々が浙江省安吉の竜王山で上海黄浦江の源流があります

後ろに見える高い山々が浙江省安吉の竜王山で上海黄浦江の源流があります

  中医学には「土方」という言葉があります。
 これは、「傷寒雑病論」など古典的理論から掲載された「経方」などの処方と違って、地方・農村に伝わる処方で、一般にある一つの特定の疾患に対して効果が出る処方のことを指します。

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産後の腰痛の中医治療

上海世紀公園にて

上海世紀公園にて

 中国では、産後1ヶ月はしっかりと休み、身体を養うことが一般的です。「坐月子」ともいいますが、家庭によってはテレビを見るのをダメとか、髪の毛を洗うのもだめとか、ちょっと行きすぎているところもありますが、いずれにしろ、この時期の休養は中医学ではとても大切とされています。

 先日診察した患者さんに「産後の腰痛」でこられた方がおられました。

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中医学を普及させるための上海市の取り組み〜按摩器のプレゼント〜

上海市民全世帯に配られた「養生セット」

上海市民全世帯に配られた「養生セット」

 日本でも、漢方医学の普及にさまざまな活動が行われていますが、こちら中国でも同様で、中医学の普及を目指して様々な取り組みが行われています。「未病を治す」を実行するために、市民が自宅でもできる中医学の療法を普及させるのが狙いです。

 これまで、メタボを確認できる?!メージャーや、クシを使った健康法などもありました。

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中医学の糕(こう)〜八珍糕

八珍糕

八珍糕

 国慶節直前に行った紹興旅行の続き。

 ご存じの通り、様々な点心(お菓子類)も、中医学の世界では立派な養生食となります。紹興の中医薬局「震元堂」で見つけたこの八珍糕もまたその一つです。なかなか美味でした。

 この八珍糕の言われですが、清代の光緒6年(1880年)9月にさかのぼるらしい。

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紹興の巷の中医学

治療風景

治療風景

 国慶節直前に行った紹興旅行の続きです。

 紹興のように歴史のある街だと、もちろん名医も輩出していますが、街歩きでちょくちょく中医学の診療所を見かけます。代々伝わっている中医学の家系も多く、思わずのぞいてみたくなりますね。

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上海邦人コミュニティ交流会(在上海日本総領事公邸)

在上海日本総領事公邸

在上海日本総領事公邸

  9月27日に在上海日本総領事公邸にて、上海邦人コミュニティ交流会が開催されました。ちょうど私もお声がかかったので、診察の合間をぬって参加、自分がこれまでやってきた中医学について簡単にプレゼンさせていただきました。

 この日は、小原雅博総領事のご挨拶をはじめ、上海の邦人コミュニティーでご活躍の皆様のお話を伺うことができ、非常に参考になります。

 在上海日本総領事公邸は立派な洋館で、上海市の文化財でもあり、「盛宣懐の住宅」と呼ばれています。

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中国医師資格の定期考査完了

これが合格証らしい

これが合格証らしい

 今年2014年からはじまった制度で、中国では医師免許を持っていても、2年に1回定期考査試験を受けて登録更新をしないといけないわけですが、その合格証が送られてきました。といっても、ペラペラのシールだけなのですが。。。。

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上海岐阜県人会のセミナー、そしてMarco9月号

沢山の方にきていただきました

沢山の方にきていただきました


  9月は本当に色々なところでお世話になっております。
  9月20日は、上海岐阜県人会にお邪魔しました。私自身が岐阜県に関係があるわけでもないのですが、強いて言えば温泉が好きなので訪れるぐらいかもしれません。それでも、岐阜県上海事務所の方に声をかけていただき、上海国際機場賓館でのセミナー講師を引き受けさせていただきました。

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