月別アーカイブ: 2017年8月

奈良県東吉野村で体験した古民家泊の魅力〜逢桜(ほうおう)〜

逢桜(ほうおう)さんの縁側。ぼ〜っと庭園を楽しむのに最高です。

逢桜(ほうおう)さんの縁側。ぼ〜っと庭園を楽しむのに最高です。

  今、中国沿海部の長江デルタエリアでは「農家楽」がブームになっています。農家や使われなくなった古民家を再利用し、都会からきた人たちに泊まってもらう仕組みで、私も中国ではよく利用します。魅力はなんといっても地元の人々の日常に溶け込めることができるのと、ホンモノの地元の食。中国では地方政府も農家楽に対して財政面や法規制面で協力しています。で、私も日本国内を旅するときも、できるだけ旅館や民宿など個性が強い宿泊施設を利用するようにしています。もちろん、当たり外れもありますが・・・、結果的に、これが毎回旅に楽しさを添えてくれますし、旅することで過疎化の進む地元活性化に一役買えるのではないかと勝手に思っています。

 前置きはさておき、今回高見山登山の帰りに東吉野村で宿泊した「ゲストヴィラ逢桜」は、まさに日本のおもてなしを凝縮したような、肩肘の貼らない奈良の古民家泊の魅力が詰まっていました。

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奈良東吉野村、夏の高見山(たかみさん)登山も悪くない

もうすぐ高見山頂上

もうすぐ高見山頂上

 近畿のマッターホルンと呼ばれ、すらりとした形が印象的な東吉野村の山、高見山(標高1,249m)。
  我が家のある橿原今井町の近くに神武天皇陵がありますが、この高見山も神武天皇と関係があるようで、頂上に高角神社があることからも山岳信仰の山でもあります。その美しいシルエットは、榛原あたりからもしっかりと見えたりします。私の上海人の友人が、家から見える高見山に憧れて、古民家を買ってしまいました。

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中医学金元四大家の一人、浙江省義烏の朱丹渓の陵墓を訪れる

朱丹渓(1281-1358)の陵墓

朱丹渓(1281-1358)の陵墓

  朱丹渓(1281-1358)といえば、中医学に携わっている人なら知らない人がまずいないぐらい有名な医学者の一人です。「大器晩成」としても有名で、もともと儒学を勉強し、30歳過ぎから『黄帝内経・素問』の勉強をはじめ、様々な理論を残し、現代の中医学では「相火論」や「滋陰学説」は大きな影響を与えています。

 その朱丹渓の陵墓が、出身地の浙江省金華義烏にある赤岩村に残っていると聞いて、早速訪れてきました。
 上海から325キロ、クルマを走らせてちょうど4時間のところです。現在の住所では、赤岩鎮東朱村の中にあります。

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浙江省浦江県潘周家に伝わる伝統麺〜1本の麺、1つの鍋〜

浙江省潘周家の手作り麺

浙江省潘周家の手作り麺

 中国各地を食べ歩くと、必ずその地方独自の食べ物が見つかり、いくら上海にいてもなかなか食べることが出来ない食材、それを発見するのが、中国の旅の楽しみです。創作料理でもなく、ただ伝統的な食を追い求めていくのです。

 そこで浙江省浦江鎮に再び行ってきました。上海からクルマで3時間程度の距離なので、大陸のちょっとしたドライブには良いです。実は、2016年にもこの辺りの村を訪れていて、詳しいことはこちらに紹介しています。

 今回は、そこから更に桐廬方面へ北上し、潘周家という人口1,500人ほどの小さな村まで行きました。実は、CCTVでも紹介されていて、長い長い手延べ麺を伝統的に作っていることで有名です。

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