中医・我が愛しの上海へ

浙江省富陽でみた中医学

浙江省富陽の老舗薬局王振和

浙江省富陽の老舗薬局王振和

 12月29日。富陽訪問2日目。(1日目はこちらから)

 富陽賓館の朝食ビュッフェには、蕎麦入り餃子のほかにも、お馴染みのキクラゲと棗のスープがありました。滋養強壮目的の白キクラゲは、中国のホテルでの朝食ビュッフエではよく出て来ます。

 さて、どんな小さな街でも、中医学はあるし、老舗の中医薬局や名医の話は伝わっているものです。こういうのはぜひ見ておきたいところです。

 富陽までやってきたので、まずは中医薬局探し。

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上海で冬至に食べるお団子〜湯圓〜

湯圓

湯圓

 今年は12月22日が冬至でした。冬至は中医学でもとても大切な節気で、24節気の中でも最も古い節気とも言われています。日本でも柚子風呂に入ったりいろいろな風習がありますが、中国各地も同様で、寒さの厳しい北方エリアでは餃子を食べ、上海など南方エリアでは湯圓と呼ばれるお団子を食べます。ワンタンを食べるところもあります。

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東京雑司ヶ谷でのミニ講演会/小学校の同級生との再会

本当に久しぶりでした

12月15日〜18日は東京滞在でした。

 17日午前中は雑司ヶ谷でお店を開いた、上海でもお世話になっている代島さんのお店、「展示室」へ。

 ここのお店の2階で、近所の方を対象にした中医学の座談会をしようというのが話のきっかけで、この日も20人ぐらいの方々が来られました。

 ミニ講演会というか、むしろ座談会みたいな感じで、ざっくばらんに中医学に関する色々なお話ができたらと思っております。今回も2時間たっぷりとお話しました。

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千葉松戸でのミニ講演会

北小金駅にて

北小金駅にて

 12月15日〜18日は東京滞在でした。

 16日は出版社でのうちあわせをすませたあと、千葉松戸へ移動。
 この日はあいにくの冷たい雨+風で寒かったです。おまけに、北小金についてもタクシーがない!

 いつもお世話になっている北小金のカムクリニックでミニ講演会をしました。2014年は大阪での仕事が忙しかったりして、なかなか時間の融通が難しかったりしたのですが、やっと実現しました。

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中医塾第2回 冬の養生〜冬至とカゼ予防〜

中医塾第2回(上海)

中医塾第2回(上海)

 この中医塾、2015年になってどんなに忙しくても月1回は実行すると決めています。そもそ、中医学というといきなり陰陽五行説とかのうんちくを話し出すから難しく感じるのであって、要は中国で伝わっている伝統的な医学であるのだから、本来はとっても庶民的かつ直感的で分かりやすいはずなのです。そして毎回、いろいろと活用出来る伝統的な中医学に伝わっている本物の薬膳茶も試飲して頂いています。
 ここでは「おばあちゃんの智恵」的な要素が詰まっているので、もっと現代の人たちにも知ってもらいたいし、私も日々勉強しています。私が毎月1回中国の田舎へ出かけるのもそのためです。

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上海日本人学校の進路座談会「地域マイスターに学ぶ」に参加して

授業風景

授業風景

 11月20日に行われた上海日本人学校の中学2年生向けの進路座談会「地域マイスターに学ぶ」に、講師として参加してきました。
 日本人学校では、浦西キャンパスでPTA対象の講演会は2011年にしたことがあるのですが、浦東校でははじめて。というか、毎日出勤時に前を通っているのに、キャンパスのなかに入るのも初めてでした。

 これまでも中学生対象にした授業は、以前にこちらの公立中学校で日本語を教えたことがありますが、これは現地中国人で中国語でした。

 今回は、日本語での授業だし、さらに自分の専門である中医学がテーマなので、張り切ってスライドを準備しました。

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中医塾第1回 秋の養生

中医塾(上海にて)

中医塾(上海にて)


 
 Chinese Lifeの代表で、茶芸師の大高先生からのご依頼もあり、これから月1回のペースで中医塾を開催することになりました。最近、中国人も含めて上海では健康ブームが続きますが、以外と中医学をからめた養生文化の知識が知られていないのが現状です。そこで一度そうした智恵を整理してみようというのがこの「中医塾」の目的でもあります。

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安徽省で見つけた薬草「前胡(のだけ)」

前胡畑

前胡畑

 地域によって栽培に適した薬草があるわけですが、先日出かけた安徽省寧国あたりの山では、前胡(ぜんこ)が栽培されていました。
 そもそも野生の前胡がここの山々で多く見られていて、栽培するにも当然ふさわしいということですよね。日本語では「のだけ」と呼びます。

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