浙江省寧波市四明山の八重桜と四明湖の水杉(メタセコイア)

 

四明湖にて

四明湖にて

清明節前、天気も良かったので上海からの日帰りドライブで浙江省寧波市余姚市にある四明湖とその近くにある四明山まで行ってきました。上海から四明山までの距離は約280キロ。混んでいなければ4時間弱でいけます。
 ただ、清明節連休に入ると全国の高速道路が無料で間違いなく大渋滞するので、連休前に時間を取って出発。

天気はほぼ快晴で、最高気温は28℃という、もう暑いぐらいの陽気でした。

 四明湖は、人工のダム湖。1965年に作られたようですが、面積は杭州西湖の2倍あり、湖には島も浮かんでいて、なかなか風光明媚。すっかりと自然の中に溶け込んでいした。湖畔には宿泊施設もあり、滞在できるようになっています。見所は湖畔に生えている水杉(メタセコイア・Metasequoia glyptostroboides)。一時は絶滅したかと言われていましたが、1941年に中国四川省で再発見されたあと、各地で植樹されるようになり、いまでは中国各地で見かけます。温暖な気候で、丈夫な木でもあるため、建材などにも使われています。

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上海奉賢名物の伝統小吃「海棠糕(ハイタンガオ)」〜まるでダブル今川焼き

 

海棠糕(ハイタンガオ)

海棠糕(ハイタンガオ)

 日本では江戸時代に考案されたという今川焼きに対して、上海にもよく似た点心が伝わっています。それが、上海奉賢区の伝統小吃「海棠糕(ハイタンガオ)」です。海棠とは海棠花(日本名:ホンカイドウ)からきていて、なんとも風情ある名前。ちなみに、蘇州には同様の小吃として梅花糕もあります。

 清代に上海エリアで有名になり、江蘇省無錫あたりにも伝わったとも言われています。今川焼きとは、きっと同じぐらいの時代に誕生した小吃なのかもしれません。

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iOS11.3で、上海公共交通カードをApple payに登録して自動改札口を通るためのiPhone設定方法

 

上海地下鉄の自動改札口。QRコードも読めます

上海地下鉄の新しい自動改札口はQRコードも読めます


 今か、今かと待っていたのですが、なかなか実現しなかったApple payによる地下鉄乗車ですが、まずはApple pay対応のiPhoneをiOS11.3にアップデート。

 すると日本でモバイルSuicaを使うのと同じようにiPhoneをかざすだけで上海市の地下鉄やバスを利用することが出来るようになりました。

 ただし、Apple payからチャージするのは、銀聯カードを登録しておく必要があり、日本のクレジットカードからチャージすることは出来ません。また、Apple watchとの連携は残念ながらまだ実現していません。(2018年3月30日現在)

 まあ、いつもの通り使用法に関するアナウンスがないので、試行錯誤しながらやり方を見つけて行きましょう。

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上海料理の春食材~草頭(ニセウマゴヤシ)、ダイエットに使えるかも?!

草頭(ニセウマゴヤシ)

草頭(ニセウマゴヤシ)

 地元奈良ではまさにいまが桜満開、上海では桜が散り始め、菜の花が満開です。
 さて、上海料理のなかで、春を感じる食材は色々ありますが、最近食べた食材のなかで、春を代表する定番ものをいくつかご紹介します。薬膳などを研究されている方は是非参考にどうぞ。

 今回は草頭(ニセウマゴヤシ)です。

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特発性間質性肺炎(IIPS)のうち、特発性肺線維症(IPF)の中医薬治療臨床研究

ハルビンにて

ハルビンにて

 特発性肺線維症(IPF)は、原因がはっきりと分かっていない進行性の疾患です。病理学的には間質性肺炎の組織学的な特徴を持ち、胸部CTは蜂巣肺に変化し、酸素が取り込みにくくなり、咳や痰以外にも呼吸困難・呼吸不全になることもあり、酸素吸入が必要になります。突発性間質性肺炎(IIPS)の一種で、特に全身の状態が思わしくなく、中国の内科学の教科書では、女性よりも男性に多く5年間生存率が20~40%と言われています。西洋医学では、ステロイド剤や免疫抑制剤を使うことが一般的ですが、中国ではここに中医薬(漢方薬)を介入させることで、色々な研究が行われています。

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2017年冬の上海でのインフルエンザ、中医学治療のガイドライン(抜粋)

瀬戸内海上空

瀬戸内海上空

日本で猛威を振るったインフルエンザでしたが、2017年冬~2018年春にかけての上海でも大流行しました。上海市疾病予防コントロールセンターなどからの情報を整理すると、2017年12月頃をピークにB型山形系統が流行し、ピーク時は患者全体の80%を占め、その後A型H1N1が流行、2月に入ってB型、A型が同じぐらいの割合になったということでした。3月になって、今は比較的落ち着いています。

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大和当帰と大和肉鶏と大和生姜の組合せ〜当帰鶏肉湯という中国料理方式での食べ方と乳管開通

大和当帰

大和当帰

奈良県の美味しい特産物がなかなか見つからない、食べ物に関しては「地味」だとよく言われるのですが、実は奈良県では美味しいものが沢山収穫されます。 
 詳しいことは奈良県特産品振興協会のサイトを見ていただくとして、今回は奈良県人の1人として、ぜひお薦めしたいのが、奈良の食材を使った当帰鶏肉湯という食べ方です。もし当帰の根っこが手には入ったら是非お薦めです。もちろん、当帰の葉っぱでも使いますが、中国では葉っぱは食べません。

 上海に20年以上暮らしていると、上海人の鶏肉好きはかなりのもので、結婚式などめでたいことがあれば鶏はとく登場します。中国では鶏肉というと野山で走っている地鶏一羽全体を調理するのが最高の贅沢の一つなのですが、実は奈良県もかつては家々で鶏を飼っていました。特に、「大和かしわ」は大正から昭和にかけて近畿圏ではかなり有名なブランドでもあり、京都のかしわ料理でも使われていました。ところがブロイダーが増え「大和かしわ」は一時衰退、それが1970年代から復活に向けて研究が進められ、「大和肉鶏」が生まれました。

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トリプルネガティブ(TNBC)乳癌患者に対する中医学の研究

上海でも梅がキレイに咲いています

上海でも梅がキレイに咲いています

  上海復旦大学附属腫瘤病院が発表した2008年~2016年までの8年間の中国での乳癌生存率報告によると、原発性乳癌の5年間生存率は97.9%、またステージⅡ~Ⅲでの5年間生存率はそれぞれ75%、61%ということでした。また、発病年齢の平均は45歳で、欧米よりも10歳程度若いのが特徴となっていました。 

 さて、乳癌の中でも、ホルモン受容体のERとPgRが共に陰性で、HER-2受容体も陰性である、いわゆるトリプルネガティブ(TNBC)タイプの乳癌は、乳癌全体の2割ほどを占め、3年以内の再発リスクが高く、乳癌の中でも治療法がまだまだ十分とは言えません。世界各国で研究が進められていて、中国でも中医学を活用した研究が行われています。

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