冬の中国ハルビン、雪と氷の祭典はなかなかお薦め

ハルビンにて

ハルビンにて

 

2018年1月22日~25日まで黒竜江省の省都、ハルビン(哈爾浜)まで行ってきました。

南方の上海からは意外と近く、直行便で2時間半。寒いと行ってもまだ0℃以上はあった上海から、一気に氷点下30℃の世界へ飛ぶのはなんとも不思議な感覚です。飛行機が着陸するアナウンスが入る頃には、眼下は一面の銀世界でした。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

冬1月のハルビンでの防寒対策

HIMALAYAN SUITは流石でした。暖かい!

HIMALAYAN SUITは流石でした。暖かい!

  2018年1月22日~25日までハルビンに行ってきました。
 厳寒期のハルビンに行くときの、特に氷祭りなど観光で長時間屋外に出るときの防寒対策をご紹介しておきます。

 この時期、昼間でー15~ー20℃ぐらい、夜でー25~ー35℃ぐらいまで冷え込みます。温暖化で暖かくなったとはいえ、それでもこの寒さのレベルはさすがハルビンです。我が家でも色々工夫をしました。

 続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

2018年は上海竜華寺の除夜の鐘と初詣でスタート

大晦日の竜華寺

大晦日の竜華寺


 我が家が上海に居るときに毎年初詣に行くのが上海竜華寺。
 上海市内中心部にはいくつか有名なお寺があるのですが、上海市内で最も規模が大きく、歴史が古いお寺が竜華寺で、伝説では1700年前に、呉の国の孫権が、母親のために建てたとも言われています。地元では、健康を祈願する竜華寺、商売繁盛の静安寺、立身出世の玉仏寺とも呼ばれています。

 元旦の竜華寺と言えば除夜の鐘つきイベントが有名で、私が上海に来る前の1991年から行われていて、今やすっかり上海市の新暦の大晦日の定番イベントになっています。もちろん、中国では春節こそが新年という人が大部分ですが、上海では外国人も多く、12月31日の大晦日カウントダウンや除夜の鐘もすっかり定着した感じもします。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

 

生薬単味処方エキス剤の工場、甘粛省定西市隴西を訪れて

生薬単味処方エキス剤の工場にて

生薬単味処方エキス剤の工場にて


 
 日本の漢方ではエキス剤がすっかりお馴染みですが、中国の中医学でもエキス剤が益々普及してきています。当方のクリニックでも生薬単味エキス剤を採用しています。

 ただ、日本と違うのは単味エキス剤が中心であるという点です。例えば、日本では葛根湯といえばすでにセットになって中成薬として販売されていますが、中国のエキス剤の場合は、葛根湯の成分を一つ一つの単味エキス剤を組み合わせて処方します。実は、この処方資格は西洋医師と中医師ではライセンスの関係で分かれていて、西洋医師は一部中成薬を処方できますが単味エキスはできないことになっています。

 中国で中成薬を処方されると、粉薬でも甘くてヘキヘキした経験のある方もおられるでしょう。それは、たっぷりと賦形剤が使われているからです。生薬そのものの味ではありません。一方で、単味エキス剤では生薬そのものの味が生きています。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

完全手作りの手延べ麺の村、浙江省浦江潘周家村

浙江省浦江潘周家村

浙江省浦江潘周家村

  中国では本当に色々な麺類が楽しめます。
 何と言っても村々の伝統としてその技術が伝わっていて、今でも麺を作って生計を立てている農民達がいる地域が沢山残っています。麺好きの私にとっては、もういてもたってもいられません。

 今回訪れたのは、上海から300キロぐらいの道のりで、高速道路と山道を走ること4時間弱、浙江省の山間部に位置する潘周家村です。実は、夏にも訪れているのですが、その時は麺を干す時期に達しておらず、11月が麺作りの最盛期と聞き、再訪しました。

続き
日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

中医薬・漢方薬の苦み

単味エキス剤の生薬棚

単味エキス剤の生薬棚

  
 中医薬や漢方薬といえば、「苦い」というイメージを持っている方も多いのではないのでしょうか?
 薬草を煮だし、それを1日2回、1回150CC程度の煮だし汁を服用するというのが伝統的な服用方法です。近年では、薬局が代わりに煎じてくれるようになりましたが、それでも味や量は変わりません。液体なので旅行や出張するときは非常に不便です。一方で、日本で漢方薬を服用されたことのある方は、ツムラなどのエキス剤を使っていたかも知れません。量的にも比較的少ないし、持ち運びも便利というメリットがありますが、処方箋は予め決められていて、一つ一つの生薬の微調節が全く不可能なのが大きな欠点です。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

文旦(ブンタン)の季節~福建省では本当によく食べられる柑橘類、功能も色々

街中にころがっているザボン

街中にころがっているザボン


  今年の国慶節は、福建省に行ってきました。
 上海からは高速鉄道で福州まで5時間乗り通し、そこからレンタカーをかりて、高速道路を4時間ほど飛ばし、土楼で有名な竜岸が目的地。

 10月の福建省は、上海と比較してもまだまだ暑く、最高気温が35℃を超える日もあり、びっくりしました。とにかく蒸し暑い。そんななか、よく食べられている柑橘類が、文旦(ブンタン)です。中国語では柚子と言いますが、日本の柚子とはまったく違うものです。農家の庭先によく植えられていて、実が大きいので木にぶら下がっている様子は非常に存在感があります。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

浙江省一の薬草生産地、磐安(ばんあん)

浙江省磐安の生薬市場にて

浙江省磐安の生薬市場にて

 
 上海のとなりの省、浙江省。

 山や川が豊富で、美しい農村の景色を楽しめるエリアです。私も、上海の雑踏に疲れたら、高速道を飛ばして浙江省の村々を訪れます。人々の暮らしを観察するのも良いですし、美味しい物を食べのもよし。そして、何よりも伝統的な中医学の姿がまだ残っているところも多いです。
 
 今回は上海の自宅からクルマを運転すること約4時間半、約330キロのところにある浙江省磐安にまで行ってきました。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール