中医学の特徴として、「薬食同源」ということばからも分かるように、副作用が少なくて、長期服用が可能な生薬が日常的に食材として利用されています。2002年に中国衛生部が中医薬のなかで食材として使える生薬のリスト86種類を発表していますが、最近最新版が発表され、さらに15種類増えて101種類になりました。食材としても使えるので、薬膳や健康食品などにも使われることが多いと思われます。今回はその概要を見てみたいと思います。
月別アーカイブ: 2015年1月
中国での乳癌の状況
最近、ランセットに掲載された記事から。
復旦大学附属腫瘤病院が2014年に発表した論文に
Breast cancer in China
というのがありました。いろいろと参考になるような内容があったので、ここでもご紹介します。
現在、中国でもとりわけ上海や北京など大都市で乳癌患者が増えているという話は、このブログでも時々ご紹介しています。中国全体でもその傾向が出ていて、毎年中国で新たに発症している乳癌患者は全世界の12.2%、死亡者は全世界の9.6%で、その増加率は世界平均の2倍といわれています。乳癌と診断される年齢は平均45〜55歳で、これも欧米の数字と比較しても10〜15歳若い傾向にあります。
今日から稼働
2015年は1月2日から診察スタートしました。休んでいると動きたくなって仕方がありません。
連休中とあって、今日はそれほど忙しくはなかったのですが、以前不妊治療で来られていた男性の患者さんが久しぶりに来られ、無事妊娠して、今年2月には出産予定という話を教えて下さいました。新年早々嬉しいお知らせです。
1987年12月の上海にもあった将棋倒しの悲劇
新年早々暗いニュースではじまってしまった2015年の上海。2014年12月31日の11時半頃上海外灘で将棋倒しが発生して36人の死者を出しました。十万人を越える人々が外灘で新年を迎えようと集まったわけですから、とんでもない混雑になっていることが想像できます。犠牲となった人たちの年齢をみると、10代から20代の若者ばかり。そもそも、中国人の中高年はそんな夜遅くには起きていませんから、もの珍しさに集まった若者達が犠牲になったというのは容易に想像できます。人民広場から南京東路にかけての百貨店も、大晦日の夜は2時頃までバーゲンセールをしたりしていましたからね。