杭州の散策と言えば、西湖をまず思い出すかもしれませんが、実は西湖の南側には標高300メートル前後の山が広がっています。
上海の周辺都市で、これほど緑に恵まれている街はそうありません。ちょっとしたハイキングコースに整備されていて、子連れにとっても便利なルートがたくさん有ります。
杭州の散策と言えば、西湖をまず思い出すかもしれませんが、実は西湖の南側には標高300メートル前後の山が広がっています。
上海の周辺都市で、これほど緑に恵まれている街はそうありません。ちょっとしたハイキングコースに整備されていて、子連れにとっても便利なルートがたくさん有ります。
上海生活の最大の欠点は、もちろん大気汚染など環境の問題もあるけど、やはり山など自然に接するチャンスがとても少ないこと。上海人が日本に行って感動することの一つに、美しい自然が挙げられますが、その気持ちは非常によく分かります。とくに山がないというのは、私のような山育ちからすると結構なストレスです。そういうとき、ふと上海を飛び出したくなります。
中国の中医学と日本の漢方薬との決定的な違いは、中国では常に新しい処方を開発し、中国国内での豊富な経験を活かして、さらにそれらを新薬として「中成薬」という形で臨床で応用していることだと思います。日本では、古来からの処方をエキス剤として使っていますが、古典処方で効果のある症例を見つけ出し、そのメカニズムを探っているのと少し方向性が違います。
そして、中国が狙っているのはやはりアメリカのFDA(アメリカ食品医薬品局)で、新医薬品(Investigational New Drug)としての認可をとることであり、そのために日々研究が進められています。近年は、中国の製薬会社が海外勢と手を組んでさらに研究を深めるというケースが多いです。
中国の環境当局が全国を調査した結果、2.8億人が安全でない水を飲んでいることが分かり、特に飲み水による健康リスクはアメリカの2.4倍にもなるということです。これは18歳以上の住民91527人を対象とした調査結果から統計処置した数字です。さらに大人を対象とした調査なので、次は子供を対象とした調査が行われるとのこと。結果が待たれます。
では、上海市では水道水対策をどうしているか?近年いろいろな取り組みが行われているのは確かです。
すっかり暖かくなってきて、上海でも公園の花々がとても美しくなってきています。各地で菜の花がキレイに咲いていますし、サクラも開花しはじめています。春のこの時期の中医学的養生では、やはり五臓六腑の肝・胆を注意しなくてはいけません。春に注意すべきことを食・睡眠・情緒に分けてメモしておきます。今回は食編です。
上海市南部の金山区で3月18日、20日に同一の「看護点」に通っていた子供2人が手足口病に感染し死亡しました。
まずこの「看護点」という施設ですが、機能的には幼稚園と同じですが、幼稚園の条件を満たしていない施設のことを指します。一般に、都市部郊外や農村で見られます。今回の金山区の施設も同様で、これまでも金山区の教育局からも衛生許可証が揃っていないとか、朝の体温測定を怠っていたとか、玩具の消毒をしていなかったとかで指導を受けていたようです。さらに、2012年には消防設備などに問題も見つかり停止処分を受けていたことも発覚しています。ただ、実際には学費の問題など様々な理由で幼稚園に行けない子供たちが通う施設として、看護点は出稼ぎ労働者の子供たちを中心に一定のニーズがあることは事実です。
今年は4月5日が清明節ですね。中国ではお墓参りに季節です。
我が家は、妻方のお墓が上海市内にあるのですが、工業地区の開発で「立ち退き」となり、いまは川辺の静かな場所で小さなタイルほどのプレートが掲げられていて、そこにお墓参りにいくことになります。とっても小さいのでお墓の草抜きはする必要はありませんが、金ぴかの紙を燃やしたり、お花を供えたりします。そして、ヨモギモチ(中国語で青団)を食べるのもこの時期の習慣です。
汗水流して働くことを美徳と思う人もおれば、家賃収入や投資による利益によって儲ける方がいいと思う人もおります。もちろん、どちらでもよいわけなのですが、中国では全体的に後者を望む方が多いように感じます。その典型的な事例が開発にともなう「立ち退き」による収益をどう利用するかというのではないでしょうか。ある意味、とても中国的な仕組みかも知れません。