魅惑の生薬、大和当帰

大和当帰

大和当帰

 前回、日本に一時帰国したとき、ちょうど5月21日に大和当帰を使った薬膳料理をいただく会が、奈良県五條市西吉野の山間にある王隠堂であり、私も参加してきました。

 豊かな自然環境ののなかで栽培される生薬は、地域性がとても強いのが特徴です。我々、中国で生薬を処方するときも、茯苓なら雲南産の雲茯苓など生薬の前に地名をつける習慣があります。実は、私の故郷でもある奈良県は、歴史的にも生薬栽培で有名なエリアでもあり、そのなかでもこの奈良県五條市深谷町あたりで栽培されていたのが大和(深谷)当帰と呼ばれていました。

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東和クリニックでの担当スケジュール

上海崇明島のHYATT Regencyを散策

平日なのにかなりのお客さんの数でした

平日なのにかなりのお客さんの数でした

ここ数日の上海の大気汚染は、良かったり悪かったり。数値の動向に左右される毎日です。

 上海市内で最も大気汚染度がマシなエリア(といっても日本との差は大きいですが)といえば、やはり長江河口に浮かぶ崇明島だと思います。我々一家も時々、早朝に自宅を出発して新鮮な野菜を仕入れに行くのですが、母親が日本から遊びに来ていることもあり、最近できたばかりの陳家鎮のHYATT Regencyに朝食を食べにお邪魔してきました。

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東和クリニックでの担当スケジュール

上海・東和クリニックで新スタート

 久しぶりのブログ更新です。
 日本にすこし戻ったりとバタバタしておりました。

 5月27日に衛生局から登録医ライセンスの更新が完了し、いよいよ東和クリニック・中医科での仕事が本格的にスタートすることになりました。

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 東和クリニック総院長の唐堂先生とは、上海日本人医師会を通じて、かなり前からお世話になっておりました。以前から声をかけてくださっていたのですが、中国の制度上の問題でなかなか実現しませんでした。中国人と同じ中医師ライセンスを持っている数少ない日本人医師の一人として、上海在住の日本人や中国人の患者さんへのサポートを続けていきたいと思っております。

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 ちなみに、私の上海人の妻ですが、上海中医薬大学時代の同級生で、中医全科(ホームドクター)・鍼灸科の主治医ライセンスを持っており、彼女の日本語研修の目的も兼ねて、これから東和クリニックでアシスタントとして私の診察のサポートします。

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 まだまだいろいろと未熟なところもあるかと思いますが、これからは夫婦二人三脚でどうかよろしくお願い申しあげます。

 担当スケジュールは以下の通りです。

浦西 東和クリニック(浦西古北) 
所 在 地:上海市長寧区栄華東道88号3F(華一銀行上)
診察日:木・金・日
診察時間:9:00〜19:00
予約電話:021-52046123

浦東 東和クリニック(浦東日本人学校隣)
所 在 地:上海市浦東新区錦康路5号
診察日:水・土(月・火は要電話問い合わせ)
診察時間:9:00〜18:00
予約電話:021-50179407

初診・お問い合わせホットライン:13901981788(藤田)
お問い合わせメール:info@mdfujita.jp(藤田)

私の担当スケジュールはこちらからも確認できます。

急に簡素化された中国の車検制度

上海の街中はほんとうに渋滞ばかり

上海の街中はほんとうに渋滞ばかり

  私も2013年に自分のクルマの車検に行っています。
 詳しいことは、こちらをごらんください。

 従来はクルマを買って6年以内なら2年に1回、車検場にまでクルマを運転し、長い行列に並んで検査を受けるのですが、この制度が2014年9月1日より6年以内であれば、検査を受ける必要がなくなりました。ただ、事故をおこした場合は検査を受けなければいけませんが、無違反(違反した場合は罰金などの処理済み)であり、毎年加入する強制保険と車船税の証明を提出すると、車に貼る検査シールを直接もらえることになります。ただ、購入して6年以降は毎年検査を受けます。

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おしらせ

行列のできる地元上海料理の小食堂「茂隆」

 

「茂隆」の店内

「茂隆」の店内

 上海で行列ができる店というのは決して珍しくありません。人口が2400万人もいるのに、本当に美味しいと思えるお店はそう多くないから、潜在的に足りていないのです。だけど、地元上海料理にこだわっているお店は貴重だと思います。

 今回は淮海路にあるガーデンホテルから北にちょっとあがったところにあるお店「茂隆」(進賢路134号)に行ってきました。

 この進賢路エリアはちょっと面白くて、近くには「蘭心廰餐」というこれも上海料理の有名な食堂があるのですが同様に満員状態。15人も店のなかに入ったら満員になってしまうので、客は食べたらすぐに出て行くしかない。この回転率のはやさは、「慢慢吃(ゆっくり食べていって)」というイメージのある中国の食文化では結構特異なのかもしれません。

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【データ】茂隆(進賢路134号) 直接店先にいって並んで待った方がよいと思います。

おしらせ

上海の小児科名方、温下清上湯

名もなき古橋

名もなき古橋

先日行われた上海市の医師免許更新試験の練習問題でふと思い出しました。

【問題】患儿,2岁。时值夏季,发热持续1个月余,朝盛暮衰,口渴多饮,尿多清长,无汗,面色苍 白,下肢欠温,大便溏薄,舌淡苔薄。治疗应首选
A.白虎汤
B.新加香薷饮
C.温下清上汤
D.竹叶石膏汤
E.王氏清暑益气汤

 この問題の答えは、紛れもなくCなのですが、この処方は実は近代の上海で登場した名処方で、今では中医小児科の教科書にも出て来ます。夏の発熱だからと言ってくれぐれも新加香薷飲を選んでしまわないように。

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おしらせ

運転免許証の点数を売買する「黄牛」たち

電子警察の違反を認定する交通警察の施設

電子警察の違反を認定する交通警察の施設

 中国では新しい道路交通法が施行されて、今までよりも減点対象が厳しくなりました。中国の免許証は12点が満点で、全部減点されてしまうと理論テストを受け直すなどのペナルティが科されます。

 私も中国でクルマを運転するようになって数年が経ちますが、基本的にスピード違反などで覆面パトカーが出てくることはありません。代わりに使われるのは電子警察と呼ばれる監視カメラ。上海市では、このカメラで違反が確定したら、HPで確認することができます。

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おしらせ

中国のもう一つの抗生物質濫用問題

中国の農村の清流

中国の農村の清流

中国で抗生物質がよく使われているというのは、医療関係者ならよく知っている事実。以前も
抗生物質や点滴使いすぎ!中国の医療の現実で少し紹介しております。ただ、それが人間だけでなく、家畜や水産物にも多く使われているという情報は、以前から中国でも騒がれていました。それを裏付ける研究結果が華東理工大学・同済大学・精華大学などの研究チームが中国国内の雑誌『科学通報』に発表しています。メディアにも紹介されました。

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