4月は極端にブログの更新が少なくなりました。
私自身、病院を移ることになったのと、上海市の医師定期考査の準備のために忙殺されていたからです。
去る4月27日は、上海市内各地で上海市医師協会が主催する「上海市医師定期考核」(上海市医師定期考査)をうけてきました。まあ、中国で医師をするということは毎年なんらかの試験を受け続けないといけないということなので、慣れていると言えば慣れているのですが、今回に関しては第1回だったのでさすがにちょっと緊張しましたし、準備万端で臨みました。(^_^)
すでに私の患者さんにも順次お知らせしていますが、きたる5月18日(日)をもちまして、上海鼎瀚中医クリニックを退職することになりました。約5年間にわたり勤務してきましたが、そろそろ区切りをつけて、新しい道にコマをすすめることにしました。
私自身も中医学で日本との交流も増え、今の勤務状態では時間的にも自由がきかなく、悩みに悩んだ末の結果です。
中国の土壌汚染が酷くなっていることは中国で生活しているとなんとなく実感していましたし、このブログでも過去に沢山の記事を紹介してきました。
荒れ地に無造作に捨てられた廃棄物、さらに回収業者がいるものの、必要な部位はカネにかえられ、不必要なものは野ざらしといったケースも多い。田舎へいくと、農薬などの空き瓶が農地にもころがっています。
今回発表された、中国環境保全部と国土資源部が2005年4月〜2013年12月まで大陸で行った土壌汚染調査は、総面積630万平方キロにも及びます。その結果、全体の16.1%で土壌が汚染されていることが分かり、地域によっては汚染率が19.4%にも達しており、健康被害が心配される状況になっていました。
最近の上海ですが、大気汚染変化の幅がとても大きい。
今朝は雨が降っていたので1時間あたりのPM2.5は20㎍/㎥以下だし、つい先日はスモッグ到来で200㎍/㎥前後の重度汚染でした。外出するとき、特に子供を連れ出すときは気を遣います。
我が家でも生ゴミ用のゴミ箱が無料配付されたので、我が家ではすでに実行していますが、5月1日から上海市では『上海市促進生活垃圾分類減量弁法』がいよいよスタートすることになりました。10日付けの夕刊紙『新民晩報』に詳しく掲載されていますが、なんと罰金つきだそうで、いよいよ本気になってきたかな?という印象です。
清明節連休が終わりました。中国では、今日から仕事という人も多いはず。墓参り渋滞で上海各地の高速道路は大変だったみたいですが、墓参りをよそに、旅に出て行った中国人も多かったのではないでしょうか。
私の妻もタイのチェンマイへ同級生達と一緒に出かけていました。私は中医クリニックの診察のため今回はパスしましたが、妻が私に話してくれた旅の感想をTwitterでつぶやいたところ、多くの方から反響がありました。
結論としては、中国人の旅感覚が従来の団体様一辺倒から急速に変化しており、極めて我々日本人の30〜40代の旅感覚に近づいてきているということです。中国人の観光ツアーといえば、買い物メイン、観光地巡り中心の旅はこれからもツアーパッケージとしては商品化されつづけるかもしれないけど、今後は間違いなく主流ではなくなりつつあると思います。少なくとも、70年代生まれ以降の世代に関しては。