月別アーカイブ: 2014年6月

上海世紀公園では馬鞭草が見ごろ(中医薬に使われます)

世紀公園の馬鞭草

世紀公園の馬鞭草

 紫色で、群生しているととてもきれいな花である馬鞭草(クマツヅラ)が上海世紀公園で咲いています。朝、公園内を走っているとホンワカとした紫色で、目が癒される気持ちになりますね。

 中医学の生薬として使われるのは、馬鞭草の根から上の部分です。泌尿器や婦人科系でよく使われます。

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7月1日より中国でついに食用で明礬使用禁止

油条

油条


 
 明礬ですが、以前から中華料理の朝食に欠かせない「油条」をカリカリに膨らませるために、饅頭をふわふわに仕上げるために使われていました。そのほか、スナック菓子やパンケーキ、菓子パンなどにも含まれていて、日本でも2013年6月にアルミ添加物、使用基準を設け規制へ 菓子やパンに使用がニュースになっていました。

 そして、中国政府もついに規制をだしました。2014年7月1日より明礬の使用を禁止にするということです。中国の衛生当局が出した禁止令なので、上海だけでなく全国が対象です。

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魅惑の生薬、大和当帰

大和当帰

大和当帰

 前回、日本に一時帰国したとき、ちょうど5月21日に大和当帰を使った薬膳料理をいただく会が、奈良県五條市西吉野の山間にある王隠堂であり、私も参加してきました。

 豊かな自然環境ののなかで栽培される生薬は、地域性がとても強いのが特徴です。我々、中国で生薬を処方するときも、茯苓なら雲南産の雲茯苓など生薬の前に地名をつける習慣があります。実は、私の故郷でもある奈良県は、歴史的にも生薬栽培で有名なエリアでもあり、そのなかでもこの奈良県五條市深谷町あたりで栽培されていたのが大和(深谷)当帰と呼ばれていました。

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