中医・我が愛しの上海へ

上海市は秋〜冬のノロウイルスの季節に突入

(写真と本文は関係ありません)

(写真と本文は関係ありません)

 新聞でも報道されたのでご存じの方も多いかもしれませんが、10月14日夜に上海市普陀区武寧路小学校で、児童や教師にノロウイルスが発症し、15日10時までに児童54人、教師2名が感染したことが確認されています。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

40歳未満の女性乳癌に関する上海での最新調査結果

上海浦東からみた外灘エリア

上海浦東からみた外灘エリア

 上海で腫瘍を専門に治療・研究復旦大学附属腫瘤医院の乳腺外科の研究グループが、中国の若い女性に関する乳癌に関しての最新調査結果『生活方式と心理ストレスが若い乳腺患者疾患に与える影響』を発表しました。研究対象が中国人ということもあり、日本人にも参考になるのではないかと思い、ここに紹介します。

 調査対象となったのは、40歳未満の乳癌患者582例と40歳未満の良性の乳腺疾患患者540例。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

中国の屠呦呦先生がノーベル生理医学賞受賞をもたらした発見

IMG_1487 

 昨夜は、マラリア治療で使われるアーテミシニンの研究で、屠呦呦先生が中国人ではじめてノーベル生理医学賞を受賞したニュースで中国は持ちきりでした。この日、上海のホテルで泳いでいたのですが、スマホにおくられてきた速報を、Apple Watchがとらえ、私にブルブルしてきたものですから、本当にびっくりしました!

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

中医薬でいう青蒿もいろいろあるわけで

上海の夕暮れ

上海の夕暮れ

 今回、ノーベル生理医学賞を受賞した屠呦呦先生の研究で、一躍脚光を浴びている青蒿。そこから抽出されるアーテミシニン(青蒿素)が研究の発端になっているのですが、そのまえにこの青蒿とはどんな薬草なのか?

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

ついに8月23日は処暑!中医学も本格的に秋養生へ

上海も空気が澄めばこの程度の夜景も

上海も空気が澄めばこの程度の夜景も

台風の影響で雨模様の上海で、猛暑を感じることはほとんどなくなりました。おかげで、ここしばらくの大気汚染状況は非常に良好。気兼ねなく外で活動できるので結構なことです。

 中医学でいう三伏天の末伏も終わり、8月23日は処暑でした。いつもならまだまだ暑さを感じるハズなのですが、今年は本当に涼しい。下手したら夜に窓をしめないと寝冷えしてしまいそうです。本来、この時期の暑さを「秋老虎」と呼びます。まだまだ昼間は本格的な暑さがあり、汗の消耗が多く、空気も徐々に乾燥し出すので、基本的に養陰に注意しないといけない状態に変化してきます。

 上海の日本人社会では、一部インフルエンザが見られています。秋気といえば、肺。肺は潤し好み、干燥を嫌います。特に、エアコンをよく使う昨今では、室内の空気の乾燥が気になりますね。もうこの時期になったら、積極的に窓を開けたいところです。大気汚染が心配で窓を開けないという方の話をよく聞きますが、この時期の上海のPM2.5値は十分に低く、今朝も浦東新区で13㎍/㎥です。エアコンや空気清浄機では換気ができていませんのでご注意を!

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

第25回上海奈良県人会が開催されました

今井町遠景

今井町遠景

 7月22日に恒例の上海奈良県人会を開催しました。今回で25回目になります。参加者は22名ほどで、虹橋エリアの中華レストラン「光燕」(仙霞路640号3F)を使わせていただきました。私は初めての利用なのですが、日本人にも食べやすい中華料理だったので驚き。結構美味しかったです。

 上海奈良県人会では、毎回誰かに講師をお願いしてお話をしてもらっていますが、今回は私が担当。最近、家族が奈良橿原今井町にいる関係で、奈良と上海を行ったり来たりすることが多く、今井町の簡単な歴史と今の様子を紹介。私自身、まだまだ今井町の新米住民ですが、だからこそ感じることも色々あります。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

最近執筆した季刊『中医臨床・6月号』と大阪保険医雑誌6月号&ミニ講演会

 

大阪保険医雑誌 

大阪保険医雑誌 


 
 時間が過ぎるのは本当にあっという間ですが、中医臨床6月号には『中医薬健康サービス発展計画(2015〜2020年)』にみる中国の新たな政策を紹介しました。政府中央の主導で行われる「未病を治す」プロジェクトも、かなり具体的な動きになってきています。予算も付いていますし、今後の動きが期待されます。進む中国の高齢化の問題に、中医学が積極的に活用されることになるでしょう。

 大阪保険医雑誌の6月号には、e-clinicのスタッフ医師である岡本裕先生とアメリカ在住で、Anzai&Associates代表・日本薬科大学客員教授で薬剤師の安西英雄先生と一緒に対談させていただきました。安西先生のお話を伺っていると、近年の中国の経済発展で、米国での中医学の研究開発がかなり盛んになっていることが分かりました。中国ではこれほど留学生を中国に送り出していますから、当然と言えば当然かも知れません。
 この雑誌では、統合医療について特集が組まれていました。考えてみれば、日本の伝統医学も、生薬と鍼灸ですらなかなか併用されずにいます。中国の中医学のライセンスは、西洋医学のライセンスと独立しているので、その点融合した治療法が実践できるので、まだ恵まれていると思います。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール

中国のもう一つの抗生物質問題

IMG_9101

 先日も、復旦大学公共衛生安全教育部の専門家が、上海・江蘇省・浙江省の8〜11歳の1000人の子供の尿を調べたら、殆ど全員で何らかの抗生物質が検出されたことは日本でも報道されてニュースになりました。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール