時間が過ぎるのは本当にあっという間ですが、中医臨床6月号には『中医薬健康サービス発展計画(2015〜2020年)』にみる中国の新たな政策を紹介しました。政府中央の主導で行われる「未病を治す」プロジェクトも、かなり具体的な動きになってきています。予算も付いていますし、今後の動きが期待されます。進む中国の高齢化の問題に、中医学が積極的に活用されることになるでしょう。
大阪保険医雑誌の6月号には、e-clinicのスタッフ医師である岡本裕先生とアメリカ在住で、Anzai&Associates代表・日本薬科大学客員教授で薬剤師の安西英雄先生と一緒に対談させていただきました。安西先生のお話を伺っていると、近年の中国の経済発展で、米国での中医学の研究開発がかなり盛んになっていることが分かりました。中国ではこれほど留学生を中国に送り出していますから、当然と言えば当然かも知れません。
この雑誌では、統合医療について特集が組まれていました。考えてみれば、日本の伝統医学も、生薬と鍼灸ですらなかなか併用されずにいます。中国の中医学のライセンスは、西洋医学のライセンスと独立しているので、その点融合した治療法が実践できるので、まだ恵まれていると思います。
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