中華料理というと、脂っこいとか不健康とかのイメージがありますが、それを打ち消しているのがある意味、薬膳の世界ではないかと思います。でも、そもそも中国で食べる中華料理と日本で食べる中華料理が全然違うものであるというのは紛れもない事実。つまり、日本食のなかに中華料理というジャンルがあって、それが独自の変化をしていると考えたほうが良さそうです。
ちなみに、我の上海人の妻は大学時代の同級生。浦東の東和クリニックで中医学の医師をしていて、そんな関係で私とは同業です。だから、食には結構うるさく、上海料理に関しては私も妻からいろいろ勉強しました。私自身も、20年近い上海生活の中で、日本人が如何に安全な食生活をおくれるか、上海の食材のなかで色々研究してきました。