甘霖・我が愛しの上海へ

上海のローカル学校も登下校は運転手付き

登校風景

登校風景

 

 登下校時刻になると、どこの小中学校の前も、送り迎えのクルマでもの凄い交通渋滞になるのは、上海の風物詩。

 この渋滞は、ローカルもインターも私立も関係なく、大抵の学校で発生します。

 一応、上海の小中学校にも学区があり、近所であれば歩いて行ける距離にあるはずなのですが、それでも道路は大渋滞。

 実は一定の数だけ学区以外から通える制度もあり、さらにいろいろなツテを頼って無理矢理通学してくる人も少なくありません。当然、良い学校と呼ばれる学校まわりの物件は高騰し、「学区房」と呼ばれて父兄達の熱い投資対象にもなっています。学校も、マージンが入るので経営的にもplusになり、結果的に遠くから通う人も少なくないわけです。

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上海でよく食べられるお団子〜湯圓〜

湯圓

湯圓

 春節の最後のイベントとも言える元宵節は、2016年は2月22日(小正月)でした。
 去年までは爆竹で盛大に祝ったハズが、今年も案の定、上海市の外環状線以内では一切禁止になったので静かなものです。ここまで徹底したのはスゴイと思います。

 元宵節はお団子(湯圓)を食べる日。とはいえ、上海ではお団子は日常的にも食べることが多く、間違いなく代表的な食文化の一つだと思います。特に、寧波のお団子は有名で、上海には寧波人が多いことからも団子がよく食べられるのでしょうか。そもそも上海人の7割は浙江省・江蘇省から来た人たちと言われていますからね。

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関西空港のサービス向上を!上海浦東空港と比較して

関西空港遠景

関西空港遠景

 春節休みを利用して、日本に約1ヶ月「帰省」していた我が家ですが、2月17日に上海に戻ってきました。

 ところで、奈良の大和八木駅からは1時間弱で到着するアクセスの良さに重宝している関西空港ですが、どうも最近、利用客にとって使いにくくなってきている感じがします。おそらくインバウンドで利用客が急激に増えて、対応が追いつかないことと関係があるようにも思いますが。

 今回は、上海浦東空港と比較して、いくつか気づいたことを書いておきます。上海浦東空港は上海の2つめの空港で1999年に開港。関西空港も大阪を代表する空港の一つで、1994年開港。お互いターミナル一つと滑走路1本からスタートしているので、その後の変化を見ると大阪と上海とのそれぞれの発展を見るようで興味深いです。私自身は、開港当初から双方の空港を利用しているのでいろいろ思い入れもありますが、当初は貧弱だった浦東空港も、結論的にはいまや便利さや機能性に関しても、関空を上回るペースで進歩しているようにも思います。関西人として、今の関西空港がとても歯がゆく思います。

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奈良今井町の町で楽しむ町屋懐石〜和彩「まゆう」

和彩「まゆう」さんにて

和彩「まゆう」さんにて

 奈良橿原今井町は、もともとは戦国時代の寺内町。だから路地は迷路のようになっていて、なかなか目的地にたどり着くのが大変です。そんな中で、いろいろユニークなお店があったりします。

 古い町を如何に再生していくはとても大事なテーマです。

 しかし、中国上海近郊の観光地化してしまった、土産物屋ばかりの水郷みたいになってはいけません。観光客を沢山呼びたいから、観光バスで団体客を呼び込もうとするのもまた間違いだと私は思っています。中国の観光地での失敗事例を沢山見てきましたから。

 特に、今井町のような小さな街では、団体客がどっと来ても、町を体感することが出来ないのです。しかも町の雰囲気も壊してしまいます。

 今井町は今でも住民が住んでいる活きている町であることを忘れてはいけないと思います。

 さてさて、先日は町屋懐石をいただきに、今井町4丁目にある「まゆう」さんを訪れました。

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外から来たからわかること

雪模様の今井町

雪模様の今井町

 今年に入って2回目の日本出張。
 妻と娘は、上海の学校が春休みに入るやいなや一足先に奈良へいって小学校に通っています。上海とはまた違う小学校生活にワクワクさせていました。なんせ、給食がとても楽しみなのだそうです。

 この日は低気圧の影響で、東京エリアは大変な雪だったようですが、関西エリアはそうでもなく、一方で、上海はスモッグのようでいつものように重度汚染。

 夜明け前に上海の自宅を出発し、関空へ。今日の吉祥航空はいつもの吉祥チャーハンではなく、なんとハンバーガーでした。搭乗率は9割以上、中国人率も9割以上、いつもながら日本人の姿は本当に少なくなりました。

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子供が中国語を勉強すること 日中での学校教育の違いをみて

上海の小学校の登校風景

上海の小学校の登校風景

  今週ぐらいから上海のローカル公立小学校は春節休みに順次入っていきます。期末テストが終わったら休みのところが多いです。日本みたいに終業式や始業式があるわけでもないし、あっさりとしています。そもそも1クラス45人で1学年15クラス。そんな大人数が一同に集まったら大変ですよね。中国は基本的に2学期制です。また、上海に関しては中国国内でも珍しく、小学校は5年生で卒業し、中学は4年間あります。

 うちの娘は、春節休みを利用して今朝、奈良へ出発しました。

 日本の学校は普段通りの3学期なので、日本で日本語など小学校の勉強をするのにはちょうど良いタイミングです。1学期も日本の学校でお世話になったので、また同じクラスに戻って授業を受けることになりました。中国滞在中に日本語のフオローをするのが大変ですが、でも本人は日本語が好きなようで助かっています。

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中国吉祥航空のビジネスクラス体験

中国の吉祥航空ビジネスクラスにて

中国の吉祥航空ビジネスクラスにて


 月に1〜2回は日中間を往復していますが、これまではJALとMU(中国東方航空)が中心でした。しかし、関西空港から奈良の大和八木を結ぶリムジンバスにはなぜか13時発が抜けていて、12時発か14時発という選択肢。それ以降、朝、浦東空港を8時10分出発の吉祥航空便常連客になってしまいました。これだと、ムリしなくても関西空港12時発の大和八木行きの直通バスに乗ることが出来ます。そうすると近鉄八木駅に到着するのは13時頃。なかなかスムーズな移動です。ちなみに吉祥航空はまだ新しい中国の航空会社で、上海に本社があります。

 さて、まあ滅多にないことですが、最近たて続けにビジネスクラスにアップグレードして貰えました。これがなかなか良かったので紹介しておきます。

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上海の公立小学校の新年音楽会に行って思ったこと

 

上海の東方芸術中心にて

上海の東方芸術中心にて


 中国ではいまは忘年会のシーズン。あと3週間で春節ですので、今はまさに年の瀬です。

 去年の9月に日本の公立小学校から転校して、上海のローカル公立小学校に通っている娘は、なんとか毎日のハードな宿題勉強にも慣れてきて、無事前期を終えることが出来そうです。今はちょうど小学校では期末テストの時期になります。中国では春節休みを夾んで前期後期の2学期制です。だから、夏休みと春節休みがとても長くなります。

 1学年15クラスという巨大な小学校。上海では、小学校は5年制で中学校は4年制になります。その1年〜5年生の児童が、日頃の音楽クラブ活動の成果を発表する新年音楽会が東方芸術中心でありました。東方芸術中心と言えば、上海でもトップクラスのクラシック専用ホールで、小澤征爾もここで指揮をしたことがあります。そういう一流のホールを、小学生のために使わせてあげるというのも太っ腹ですね。

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