2015年の上海のPM2.5値平均値は前年比でやや上昇、PM10は減少傾向

キリの上海

キリの上海

 2015年度の上海市の環境汚染に関する数値が色々と出そろってきました。ネットからも閲覧できて、上海環境等からダウンロードできます。

 まず、一番気になるPM2.5 値。2015年度の上海市平均PM2.5値は53㎍/㎥で、前年比1.9%の上昇でした。2013年比では14.5%の下落ですが、残念ながら前年比では減りませんでした。また二酸化窒素も46㎍/㎥で、2014年比で2.2%の上昇でした。車台数の増加とも関係があり、市の中心部に向かうほど二酸化窒素は高くなる傾向です。また上海市におけるPM2.5の分布は、内陸にいけば行くほど高くなり、東側では低くなる傾向になります。これは風向きの影響が大きいことが裏付けられています。やはり、崇明島や浦東新区の海側など、上海市の東側ではPM2.5値は少なくなりました。確かに、重度汚染日に崇明島までいくと、体感的にもかなりマシです。

続き

日本行きのスケジュールはこちらからどうぞ。
東和クリニック・中医科での担当スケジュール